
『ハゲタカ』という映画のエキストラに参加してきました。
写真はお弁当についていたのし紙と、参加賞のオリジナルボトルです。
映画好きのあららは、1度、映画の現場に行ってみたいな~と思っていたのです。
たまたま、この映画のエキストラを募集していることを知って年末に登録したのですが、12日に連絡がきました。
朝7時に日本橋のホテルに集合、終了予定は23時とのことだったので一瞬迷ったのですが、1日だけだし、このチャンスを逃すわけにはいかん!というわけで、参加すると返事をしたわけです。
エキストラは90人で、そのうち女性は10人くらいでした(ちなみに、映画のスタッフは全部で50~60人くらいで、女性は10人くらいでした。記者も映画のスタッフも、男性が多い仕事なのね)。
TOBを発表する企業の記者会見現場の報道陣役です。
役はカメラマン、新聞記者、雑誌記者などありましたが、あららは雑誌記者の役を割り振られました。
撮影する場所に行くと、ひな壇に長机と椅子があって、低いところにもたくさんの机と椅子が並んでいて、ああ、テレビで時々見るような記者会見の会場だなあ・・・・と思いました。
好きな場所に適当に座るように言われ、あららは空いていた席を適当に選んで座りました。
エキストラがすべて位置に着くと、いよいよ俳優さんの登場です。
俳優さんは10人でした。出演をまだ口外してはいけない方もいらっしゃたので、お名前は内緒です。
ところで、記者席は4人がけの机でしたが、あららの両脇は空席のままでした。
そしてなんと、その席に俳優さんが座ることになったんですよ。
ひ~!!
俳優さんにカメラが向けられるときに、あららってわかるように映ってしまうかもしれない!!
あららはエキストラはやってみたかったのですが、映画に出たいわけではないんですよ。
映画の現場を見学してみたいという好奇心のみです。
しかも、今日は髪型もヘンだし!!
今朝起きたらヘンな寝癖がついていて、出かける前に直したつもりだったのですが、撮影場所に移動する前にお手洗いに行って鏡を見たら、起きたときの状態に戻っている!!!
がが~ん。
茶髪の人はスプレーで黒くしたり(茶髪禁止だったんです)、濃いめのお化粧をしていた人は、メイクさんが薄く直したりと修正が加わっていたのですが、あららの寝癖はとくにチェックされず・・・。
ということは、あららが気にしているだけで、こういう髪型ってことでオッケーなのか?
それとも、寝癖の記者がひとりくらいいたほうが、リアリティーが出ていいのかな(でも、それが自分というのはちょっと・・・)。
もともと映りたいわけではなかったのに(ならエキストラをするな~と言われそうですが)、髪型もヘンなので、ますます気分が沈む・・・。
俳優さんだけをものすごくアップで撮って、あららはいないことになることを祈りつつ、撮影が始まりました。
今日のシーンは通しでやっても5~6分といったところでした。
それを撮るために、カメラの場所を変えたり、照明を調節したり、タイミングを変えたり、部分的に撮ったり、映画の中のテレビ中継用の映像を撮ったりと、何度も何度も同じことを繰り返すことで、8時~21時半(予定より早く終わりました)という長い時間がかかるんですね。
控え室でご飯を食べながら同席の方(朝の受付の時に、6人でひとつのテーブルを割り当てられていました)と「映画を作るのって大変なんですね。今度から映画を観る姿勢が変わりそうですね。じっくり味わわないと・・・」などと話しました。
昼、夜とも、食事休憩は40分ほどでした。
撮影現場から控え室に移動して、お弁当を受け取って、食べて、ゴミの分別をして、お手洗いに行ったりして・・・とあっという間に終わってしまった食事休憩。
時間がたっぷりあるとは思っていませんでしたが、やっぱりちょっとあわただしかったです。
これが映画の現場か~。
あわただしいといえば、スタッフさんは休む時間はまったくなく動きまわっていました。
カットごとに照明を調節するための脚立が出てきたり、カメラを動かすレールを組んだり、レールを設置するスペースを作るために、記者席を平行移動させたり、またもとに戻したり、俳優さんの髪やメイクを直したり・・・・。
照明やカメラの位置を変えている間、出演者はけっこうひまで、あららはお隣の俳優さんとお話させてもらっていました。
「お昼はきちんと食べられましたか?」と聞かれた時に、映画の現場ってあわただしいなあと思ったことを話しました。
すると「俳優はこういう時間は休めるし、休憩時間もしっかりもらえるけど、スタッフは常に動いているから大変。食事休憩の時間も、ほとんどのスタッフは何か仕事をしながら食べているし、食べられない人もいる」というようなことをおっしゃっていました。
映画を観る側は、俳優、監督、脚本家くらいまでしか思い浮かべないような気がします。
でも、それ以上に、様々なスタッフが大変な思いをして関わっているんだなあと思うと、ほんとに、映画を作るって大変だなあ、観るときはじっくり味わわなくちゃ・・・という気持ちになりました。
今回の撮影は、大勢のエキストラがいるぶん、普段の撮影よりももっと大変だったのでは、と思います。
エキストラをしたことがある、という方もちらほらいらっしゃいましたが、ほとんどの方が「今日が初めて」ということでした。
素人への指導って、俳優さんへの指導の何倍も難しそう。
ただ記者席に座っているわけではなく、驚く、ざわつく、会見の内容に感情移入する様子を見せる、などの指示があり、カメラマン役や、記者会見会場に入ってくる役の人は、動き方の指導をされたりもしていました(あららはカメラが回り始める前から最後まで席に座りっぱなしだったのでラクでした)。
「ざわつく」が1番難しかったな。
「・・・・・・というセリフのあとに、しばらくざわざわして下さい」と言われても、なんと言ってざわつけばいいのか。
話の内容に驚いて「えっ?」と驚く場面でした。
監督さんが「こういうときに、実際に『えっ?』と言う人はあまりいません。でも、映画なので、ざわめく場面が欲しい。話の内容について思ったことをつぶやくなど、工夫して下さい」とおしゃったことをヒントに言うことを考えて、ざわめきの一員となりました。
そういえば、表情の指導では「みなさんは『24時間戦う系の記者』です。昨日も夜遅くまで取材をしていて、ほとんど寝ていない。今日の会見では、厳しい顔、ぎらぎらした目つきで臨んでいる、という設定でお願いします」と言われました。
それを聞いて、あららの髪型も、まあ、いいかあ・・・・・という気になってきました。
1990年代に新興宗教団体を追っていた女性ジャーナリストも、コメンテーターなどとしてテレビに出るとき、いつも髪がはねていたり、えりが曲がっていたことを思い出したんです。
その方も、今では落ち着いた身なりでテレビに出られています。
あの頃は24時間戦う系だったのかな・・・・。
ところで、エキストラに参加するのは、どういう人なんだろう?
あららは仕事をしていないので、12日に連絡をもらっても15日の撮影に出ることは簡単ですが、お仕事をされている方は、お休みを取るのが難しい場合も多いのでは。
食事を一緒に食べた方のひとりは、営業職だそうで「今日は会社に、1日外にいますって言ってあるんです」ということで、昼休みに携帯電話をチェックして「よかった~、会社からメールかと思ったら、私的なメールでした~」なんておっしゃっていました。
今は求職中で「仕事が決まってなくてよかった~。仕事があったら、こんな経験できないですよね」なんて方もいました。
ほんとに貴重な経験をした1日でした。
21時半に「今日の撮影終了!お疲れ様でした~!」という声が聞こえたときは「疲れたな~」と思う反面「もう終わりか~残念」とも思いました。
控え室に戻って、小道具(あららは記者であることを示す名札)を返して、記念品を受け取って、22時に控え室を出ました。
あららがホテルのロビーを通るとき、ソファーに女優さんが座っていて、通り過ぎるエキストラの皆さんに「今日はお疲れ様でした~」と気さくに声をかけられていました。
女優さんて、人目につかないようにこっそり移動するのかと思っていたら、ふつーにひとりで人目につく場所に座るのね。
あららも挨拶をしてから帰りました。
充実した1日だった・・・・。
また機会があったら、参加してみたいな。
普段知らない世界を見ることができるし。
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